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12月31日日本新闻北日本や北陸は風雪に十分注意を 急速に発達する低気圧の影響で、北日本や北陸では1日から2日にかけて雪を伴って非常に強い風が吹くおそれがあり、気象庁は強風や吹雪による交通への影響などに十分注意するよう呼びかけています。 一方、東日本や西日本の太平洋側では晴れて、初日の出が見られるところが多くなりそうです。 気象庁によりますと、これから前線を伴った低気圧が急速に発達しながら日本海を北上する見込みで、2日にかけて冬型の気圧配置が強まる見込みです。 このため全国的に風が強まり、北日本では1日朝から、北陸では1日夜から雪を伴って非常に強い風が吹くおそれがあります。 1日の最大風速は、陸上で17メートルから20メートル、海上で20メートルから23メートルと予想され、最大瞬間風速は30メートルから35メートルに達する見込みです。 波の高さは日本海側を中心に6メートルと大しけが予想されています。 上空に強い寒気が流れ込むため、山沿いを中心に大雪になるところもある見込みです。 また、前線の通過に伴って東北の日本海側を中心に大気の状態が不安定になり、落雷や突風のおそれがあります。 風や雪の強い状態は2日にかけて続く見込みで、気象庁は強風や吹雪による交通への影響、高波、落雷や突風に十分注意するよう呼びかけています。 一方、1日は関東や四国、九州などの太平洋側を中心に晴れると予想され、初日の出が見られるところが多くなりそうです。 スペインの銀行への支援が終了 ヨーロッパの信用不安に揺れてきたユーロ圏では、深刻な経営難に陥っていたスペインの銀行に対する金融支援が31日に終了し、スペインもアイルランドに続いて支援の枠組みから脱却することになりました。ユーロ圏の国々が信用不安の払拭(ふっしょく)に向けて、財政難に陥った国や金融機関を支援するために設立した「ESM=ヨーロッパ金融安定化機構」は31日、深刻な経営難に陥っていたスペインの銀行に対する金融支援が終了したと発表しました。 去年12月から始まった支援の総額は413億ユーロ、日本円で5兆9700億円余りに上りましたが、スペイン政府はこれ以上の支援は求めないとして支援の枠組みから脱却することになりました。これについてESMは「課題はまだ多いが、これまでの支援と構造改革によってスペイン経済が安定と成長を取り戻すことを確信する」としています。 ユーロ圏では信用不安が拡大して以来、合わせて5か国が金融支援を受けてきましたが、支援の枠組みから脱却するのはアイルランドに続いて2か国目となります。 これを受けてユーロ圏では、来年は成長路線を取り戻したいとしていますが、失業率は過去最悪レベルの高さが続いているほか、信用不安の発端となったギリシャで新たな財政支援が必要と指摘されており、本格的な回復にはまだ時間がかかりそうです。 ネパールで恒例「ゾウの祭典」 ネパールでは、世界遺産に登録されている国立公園でゾウがかけっこやサッカーを行う恒例の「ゾウの祭典」が開かれ、国の内外から訪れた観光客を楽しませました。ネパール南部に広がるチトワン国立公園は、豊かな自然が残りユネスコの世界遺産に登録されていますが、野生のゾウの数が減り、大きな問題となっています。 このためネパール政府は、ゾウの保護を訴えるため、年に1度、年末に「ゾウの祭典」を開いていて、ことしは30日まで5日間の日程で行われました。 祭典のメインイベントはゾウのかけっこで、300メートルの距離を体重4トンほどのゾウが全力で走ります。 折り返し地点を大きな足で巧みにターンするゾウや、ゴール直前には疲れて歩いてしまうゾウもいて、観光客らが声援を送っていました。またゾウのサッカー大会では、ゾウが大きな体を揺らしながら懸命に小さなサッカーボールを追いかけてシュートしていて会場を沸かせていました。 ネパール政府によりますと、国内に生息する野生のゾウは、現在およそ300頭で、密猟などが絶えないことから対策を強化しているということです。 |
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