読書メモ:「長崎ぶらぶら節」(なかにし礼) (1)
・ 序章 人物: ①サダ(主人公): 個人情報:10歳、明治七年十月二十三日生まれ。不美人;6歳から歌、三味線の稽古、今はもう上手だと評判を博した。目下、判人(江戸時代、遊女の身売りの保証人となる人。)に売られ、芸者になるため、長崎へ行く途中。 家族: 父:甚三郎 三十八歳 棒手振(ぼてふ)りの魚屋; 趣味:酒、尺八(一度北海道に行ったから、いつも「江差追分」だけ吹い てる)、相撲(見るだけらしい)。 母:ナカ 三十五歳 旅館「肥前屋」の仲居 姉:マス サダより四つ上 サダ6歳の時、丸山に売られ、今は人気芸者になってるらしい。 妹:スエ サダより二つ下 弟:与三治 サダより四つ下 ②判人:松助 渾名:女衒の松 あらすじ:判人松助が主人公のサダを網場の故郷から長崎に連れて行った。 素晴らしい所:①サダが長崎に入って、まず変な匂いを感じました(異人が多いから)。 ②黄昏、サダは無数の蛍に包まれる夢みたいな美しい光景。主人公今後の煌 びやかな人生展開と儚い恋・運命の象徴でしょうか。 2016-06-22 |
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